なぜ実写化というものは原作レイプをするのか
ちなみにあの花は個人的には特にひどい改変もなく結構良くできてたと思うよ。進撃映画は見てないので評価はできません。
それじゃあわたしが何を嘆きたいかというと
ピンクとグレーなんです。
そう、原作:加藤シゲアキ、2016年公開予定のピンクとグレーなんです。
まだ公開されてないので当然見れてもいないのに、何が原作レイプだというのか疑問にお思いでしょう。
映画化ってきいたときはすごく喜びました。なんせシゲと握手したときに「ピングレ映画化楽しみにしてます!」て言ったくらいですからね。筋がね入りですよ。映画じゃなくてもドラマとか舞台とか、ジャニーズの誰かの主演で映像化されるのを期待していたし、実現すると思うと嬉しかったんです。
よく漫画・アニメ・小説作品の実写化でジャニーズがキャスティングされると、世間から文句出るじゃないですか。でも原作作家がジャニーズ所属ならジャニーズタレントがキャスティングされてもどこからも文句は出ないし、主題歌がジャニーズでも雰囲気ぶち壊しとか言われたりしないしいいこと尽くめだと思ってました。
そして発表されたキャスティング。
主演:中島裕翔
いやいいんですよ。そりゃあわたしの中のベストキャスティングはシゲりばちゃん山Pごっちだとピングレ読んだ瞬間から思ってましたけどそんなの絶対実現不可能だってわかってたからね。年齢的にもごっちとりばちゃんやるにはちょっと上だしね。ゆーと好きだし全然構わないよ。
そして主題歌を歌うアーティストの発表がありました。
消してーーーーーーーーーーーーーー!!
リライトしてーーーーーーーーーーーーーーー!!
いやアジカン嫌いじゃないけど、嫌いじゃないけどなぜアジカンなのか。なぜNEWSでは駄目だったのか。
せっかくシゲがグループのためにできることをって考えて書いたピングレ、主演も主題歌もNEWS関係ないじゃん!! NEWSの仕事になんの還元もされてないじゃん!!!!
まあでもここまではただのわたしの我儘な文句であって原作レイプうんぬんとは一切関係ないですね。
ところでみなさま映画版ピンクとグレーの公式サイトご覧になりまして?
TOPから思いっきり本の大事なとこネタバレしてるのも大丈夫なのかと思いましたけど*1、ABOUT THE MOVIEのところをお読みになった方は驚かれませんでした? わたくし目を疑いましたの。
まずINTRODUCTIONにはこうです。
二人の幼馴染かつ初恋の相手であり、二人を見守り続けるサリーには夏帆。
あれ、『二人の幼馴染かつ』と『初恋の相手』の間に「ごっちの」が抜けてるな、と思いました。なんだか嫌な予感がしたわたしはSTORYをクリック。
幼馴染のサリーを取りあった初恋・・・。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・は?
なんでそうなっちゃったの? 原作のどこにもない要素をなぜ入れる必要があったの? そこ変えなきゃだめだった?
原作では「ごっち」と「りばちゃん」の絆の他に「ごっち」と「サリー」の絆も大きな要素として描かれてますが、「りばちゃん」と「サリー」は男女の存在しない友情でしかなかったよね? サリーと幼いころからずっと一緒だったごっち(りばちゃんは途中から転校してきた)、サリーと別れるときに泣いたごっち(りばちゃんはそこまで感傷的でない)、サリーと再会したときにすぐにサリーだとわかったごっち(りばちゃんは誰だかわかってなかった)、他にも気をきかせて公園でサリーとごっちを二人きりにしてあげたりばちゃんとか、サリーと一緒にごっちにサプライズパーティーをしてあげたりばちゃんとかとかとか、シーンの意味が完全に変わってきちゃうだろうが!!!!!!!! ていうか男3人女1人のグループで男2人が女を取りあってるって、スタンド・バイ・ミーの残り1人の子が居心地悪そうでかわいそうだ!! 誰だっけわたしも名前思い出せない*2!! 公式サイトにも載ってないだと…!?
映画は見に行くけどちょっと水を差された気分で嘆かずにいられなかった。
驚く仕掛けがある!っていうのもそれを先に言われたらだいたい予想つくよ…。
でも見た後に手のひらを返す準備はしておくので、ぜひわたしの失望を吹き飛ばす傑作だと思わせてください。
公開日を楽しみにしています。