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NEWSとKAT-TUNとハロプロ、ジャニハロDDヲタ、普段は二次元にいる

このアルバムがやばい QUARTETTO編

お題「NEWS「QUARTETTO」レビュー」

 

 はぁいジョニー、火曜の夜、いかがお過ごし? カリグラ姐さんよ。

 本家*1は雌牛だったけどアタシは♂だから、へそそこんとこよろしく。♂って言ってもつんくじゃあないわよ。

 今日は3月9日に発売されたNEWSの新アルバム、『QUARTETTO』の話をするわね。

 あらジョニー、アンタなんか元気がないじゃない。え? キャシーが『田口くんやめるのやめよう症候群』を発症してからもう4ヵ月? 一時期は見てられないくらい落ち込んで、このごろ少し元気になったのはいいけど、今度は『KAT-TUN10周年のアルバムとライブのためにお金が必要だからバイトを増やしたの』って言って全然デートしてくれない? 俺は愛なき霞んだ時代さ、授業もやる気が出なくていっそサボろうかと思っている……ですって?

 そう、それはお気の毒。姐さんの格好見て元気出して。水着白衣の養護教諭が保健室に与える経済効果を考えなさい。

 やったね!バッチリ好印象!! は? オヤジの水着じゃ元気出ないって、失礼ねアンタ。オカマだって傷つくわよ。

 そうよ、アタシもね、別に気が狂ったからこんな水着の上に白衣を羽織ってるわけじゃないの。

 NEWSのことだから『QUARTETTO』にもきっとおう なつだぜ おんな だいとくぜみたいな曲があるに違いないと思って、彼らに見られようと思って、だからこんな格好してるワケ。ほらあの子たち、見るという行為がベッドに直結するじゃない。
NEWSがアタシを見ている! NEWSがアタシを見ている! そう思った次の瞬間にはもう口説かれてる。

 それがNEWSのアルバムだった――――今まではね。

 え、先生男じゃないか? だから性別のこと言うのはナシよ、ナシ。野暮天。それに心はいつまでだって乙女なんだから。

 とにかくアタシ、QUARTETTOが発売してから毎日聴いてるの。光や星を連想させる曲が多いから、夜になってからCDをセットしてるワ。

 普段だったら夜更かしは美容の敵だから月曜くらいしかしないんだけど、今回は別。満天の星を眺めながら聴くQUARTETTOはお風呂あがりの牛乳くらいマッチするの。ちなみに「満天の星空」って言葉は間違いだから気をつけなさいね? 坊や。


 話を戻すけど、NEWSといえば、これまでのアルバムでは数多の女を抱く肉食系男子というのが定説だったワ。
 けれど今回は……ワンナイト・サマー・ラブソングが全然ないのよ? 信じられる? アタシも初めは何かの間違いじゃないかと思って、歌詞カードを穴が開くほど見つめちゃった。アタシまたうっかりTRIANGLE*2の歌詞カード広げてるんじゃないかって。銀河の遥かかなたアルファ星へ行っちゃったんじゃないかって。
 でもアタシが買ったのはちゃあんとNEWSのアルバムだった。しかも相当の名盤。まいっちゃうわ。
 全体的にNEWSからファンへのメッセージソングが多い気がしたわね。
 多数の女と一夜の火遊びをするのはやめて、全てのファンを導く光になる、大人の男としての包容力を前面に出してきたの。

 あと、コンサート構成のための計算された並びを感じたわ。アタシの考えすぎかしら?

 

 まず1曲目のTheme of “QUARTETTO”、歌詞のない曲から始まるという点ではアルバム『NEWS』の~compass~と共通してるかしら。きっとコンサートのOVERTUREに使われるでしょうね。メンバーそれぞれが奏でる“音”の重なりによってできあがる曲、ちょっと面白い試みよね。なんだか随分とチュムチュムが強い気もするけど、しょうがないわよ、チュムチュムだもの。ほんの少し混ざっただけでも隠しきれない存在感になっちゃうものなの。良い女はそういう部分も受け止めて、味わい深いと思えるようにならなきゃ。ちなみにQUARTETTOの初回限定版には、この曲のMVとメイキングが入ってるワ。歌ってない曲のMVを作るなんて攻めてるわね。ケイは筋トレ、タカはファッション、シゲは物書き、ユウヤはサッカー、メンバーの個性づけがわかりやすくていいメイキングよ。

 

 2曲目はアルバムタイトルにもなってるQUARTETTO。歌詞にもある通り序章って感じね。それもとびきりわくわくする序章! 夢から覚めて闇夜を星の光で照らし、夜明けを待って明日の先へ進むの。燃え尽きて――――死ぬまで。死なばもろともよ、アタシ、NEWSにならいつでもドナドナされる覚悟は出来てるの。コンサート会場まで荷馬車で行ってやるわよ。

 

 3曲目はANTHEM。聴いたことある? そう、FIFAクラブワールドカップのオフィシャルソングね。入りの雄叫びに血が滾るワ。闘志をかきたてられる曲よね。こう見えてもアタシ、昔は結構な暴れ牛だったのよ。それが今や、養護教諭なんてやってる。ホント人生って何があるかわからないんだから、ジョニー、アンタも笑って明日へ向かいなさい。アラ、この曲にも「夢の序章」って歌詞があることに気付いた? そうね、よく読んだらQUARTETTOとほとんど同じこと言ってるわよね。これまではNEWSがアタシたちを見てきた。でも、今回はアタシたちがNEWSを見る番。だって夢のようなコンサートを魅せてやるよって、NEWSがファンに宣言してくれてるのよ。

 

 4曲目、シリウス。ラブソングが来たわね。ブラのCMソングだったから、渚のお姉サマーやNYAROのようなハッピーサマーハンティングな歌詞かと思ったら、ところがどっこい重ためのど悲恋よ。アタシ、大サビの「どこにいるの? 何してる?SLENDA」って箇所がスキ。アタシ全然スレンダーじゃないけど。ジョニー、ここは「そんなことないよ」って言うところよ。時を止めることができたらいつまでも夢のようなコンサートを見ていられる、でも無理なのよね。どうしたって終わりはきちゃうもの。

 

 5曲目はTouch。カワイイ曲よね。自分がカワイイことをわかってるやつらの曲よ。あざといけど、でもそういうとこもスキよ。「君に触れTouch」するのは彼=NEWSなのに、直後の「その指でTouch」、「この指」じゃなくて「その指」ってことは、NEWSの指じゃなくて「君」の指ってことよね。お願いタッチ!タッチ!ここにタッチ!あなたから!

 

 6曲目、NEWSKOOL。聴く度に新しい発見がある曲よ。アタシなんかの解説より他の人の解説の方が断然詳しいからこんなふざけた記事じゃなくちゃんとした記事を読んだ方がいいかもしれないわ。まあそれ言い出したら元も子もなくなっちゃうんだけど。メンバー要素が歌詞に織り交ぜられてて楽しいんだけど、中でもユウヤの「言うよ 言うよ」の歌い方がとてもスキよ。まだどんなC&Rになるかわかんないけど、コンサートで絶対盛り上がるわよね。今から演出楽しみにしてる。

 

 7曲目はガラッと毛色が変わって四銃士。壮大なオーケストラに負けないボーカル、何気にすごいわよね。歌唱力の成長を感じるわ。ファンはNEWSのために、NEWSはファンのために。そう信じさせてくれる歌よ。

 

 8曲目はWonder。そこはかとなくエロイわ。直球エロじゃなく深読みエロね。コンサートを通して一体になるそのエクスタシーを味わわせてやるよってことかしら。大歓迎よ。まさに奇跡的なSoundね。

 

 9曲目、ライフ。これまでの曲の中でもなんとなく感じていた生と死というテーマがはっきり姿を現す曲よ。アタシ思うんだけど、きっとステージから見るペンライトの光って無限の星だし、客席のファンは心の中でメンバーの名前を叫ぶじゃない? そゆとこ、重なるのかなあって。センシティブなオカマの言うことだからあんまり気にしないで。もひとつ思いついちゃったんだけど、四って「し」って読めるわよね。あ、でもほんと、センシティブなオカマの言うことだから気にしないで。

 

 10曲目、きちゃったわね問題曲が。チュムチュム。アタシこれ大っ好きよ。この曲聴くと、テンションが勝手に上がるの。だって普通アイドルがインドの歌を歌うことなんてないじゃない。アンタは知ってる? インドって牛が聖なる動物とされてるんだけど、実はアタシ、こないだ行ってきたわ、ガンジス。ハンナ先生と一緒に。

 

 11曲目、Departure。この曲もQUARTETTO、ANTHEM、ライフとよく似た「夢」「未来」「光」なんかがキーワードとなる曲。ただ、『自分』と『キミ』がここに来て同化を果たしたように思うのだけど、ジョニー、アンタはどう感じた?

 

 12曲目、ヒカリノシズク。ラストはここに辿りついたのね。終わってしまうけれど、それでも繰り返し歌は歌われていく。NEWSが歌ってくれるから、アタシたちのところに希望の光は届くの。あらやだ、湿っぽくなっちゃったわね。涙脆くていけないわアタシ。

 

 ふう、じゃあソロについても触れておきましょうか。
 アタシ、タカは熊さんのぬいぐるみみたいで可愛くてスキなの。でもこのタカのソロ曲、LIS’Nは、増田というオスに抱かれたいって感じよ。普段はニコニコしてるくせに全開になる男らしさ、いいわー。たまんない。

 ケイのソロは、そうね、飛魚のアーチをくぐって宝島に着いた頃あなたのお姫様は誰かと腰を振ってるわってことね。とっとと次の恋見つけて幸せになんなさい。あ、ジョニー、あんたに言ったんじゃないからメソメソすんじゃないわよ、女々しいわね。

 シゲのソロは名作「星の王子さま」を元に作られた曲。アタシ、この曲スキよ。アタシさ、本のほうの「星の王子さま」に思い入れがあって、だからちょっとやそっとの曲じゃ認めてやれないわって思ってたの。でもこの曲ね、間違いなくいい曲。まあ、初聴きのときに中盤のセリフ調になる部分にさしかかったときつい笑っちゃったんだけど、御愛嬌ってことで許してよ。

 ユウヤの曲は――――ねえ、この子どうしてこんなにも女にふられるのかしらね? 何がいけないのかしら。「わからないの?」って、アタシもわっかんないなー。でも誰かアドバイスしてあげたほうがいいと思うわ。ごめんなさい、アタシおせっかいだからついつい口に出しちゃう。

 え? なにジョニー、アンタもアドバイスが欲しいって?
 じゃあ、今度出るKAT-TUNのベストアルバム「10Ks」を予約したよって、キャシーに言ってやんなさい。

 

 

 

 

 

 

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もうしないと言ったな。あれは嘘だ。
ふざけすぎましたごめんなさい。  

 

*1:ミル姉さん

*2:演劇女子部ミュージカル