KAT-TUNのタイトル、NEWSのタイトル
タイトルをつける、というのが苦手です。小説を書くときもブログを書くときも、いつもタイトルに困ります。
それでこれがなんの記事かっていうと、タイトルにもあるとおり、主にKAT-TUNとNEWSの曲のタイトルについてです。タイトルまんまです。タイトルにセンスがないけどタイトルつけるの苦手だからしょうがないね。
多分みなさんお気づきだと思うんですが、KAT-TUNの曲のタイトルはとにかく英語が多いです。26枚出ているシングルのうち22もの表題曲が英語です。あとは英語と日本語混合の『Love yourself 〜君が嫌いな君が好き〜』、そして完全に日本語なのは『僕らの街で』『喜びの歌』『不滅のスクラム』の3つしかありません。
でももしかしたら英語タイトルが多いのはジャニーズ共通のことなのかもしれないと思い、他のグループのディスコグラフィーも見てみたんですよ。そしたら全然そんなことなかった。みんなちゃんと日本語のタイトルもいっぱいあるし関ジャニ∞にいたってはずらりと日本語タイトルが並んでた。こんなに英語タイトルしかないのKAT-TUNだけだった。
ちなみに見てみた結果は以下の通り。
■SMAPは55枚63曲(両A面含む・以下同)中、英語20曲*1、混合5曲、日本語38曲。
■TOKIOは51枚68曲中、英語23曲、混合6曲、日本語39曲。
■V6は45枚54曲中、英語32曲、混合4曲、日本語18曲。日本語より英語が多め。
■KinKi Kidsは35枚42曲中*2、英語8曲、混合7曲、日本語27曲。圧倒的…日本語力…っ…! あとKinKiの日本語タイトルは長い。単語じゃなくて文章。
■嵐は49枚57曲中、英語32曲、混合5曲、日本語20曲。
■タッキー&翼は16枚20曲中、英語7曲、混合3曲、日本語10曲。
■NEWSは20枚23曲中、英語9曲、混合3曲、日本語11曲。
■関ジャニ∞は34枚40曲中、英語5曲、混合7曲、日本語28曲。漢字とカタカナの組み合わせが目立ちます。
■Hey! Say! JUMPは15枚19曲中、英語10曲、混合2曲、日本語7曲。
■Kis-My-Ft2は16枚20曲中、英語10曲、混合6曲、日本語4曲。
■Sexy Zoneは10枚12曲中、英語5曲、混合7曲、日本語オンリーの曲はありません(5月発売の新曲「勝利の日まで」が初の日本語タイトル)。混合多いですね! これはこれで特殊だなあ。
※SMAPより上の先輩方は対象外にしています。
※A.B.C-ZとジャニーズWESTはシングルが10枚に満たないので対象外にしています。
※アルファベットを英語、カタカナを日本語としてカウント。そのため「ダイナマイト」「ハロー」等は日本語、「KIBOU」「Sakura」は英語、などのようにカウントしています。
そして一口にタイトルと言っても、そのつけかたには色々あります。あくまで独断と偏見に基づくざっくりとした分類ですが、こんな感じ。
【その1】曲中にあるフレーズをそのまま持ってきてタイトルにする
一番オーソドックス、王道です。KAT-TUN『Keep the faith』『DON'T U EVER STOP』、NEWS『紅く燃ゆる太陽』『TEPPEN』……、シングルの大部分がこれですね。『Love yourself 〜君が嫌いな君が好き〜』なんかこんなに長いタイトルなのに全部曲中で歌われてます。サビで繰り返される言葉を使うパターンが多いですが、たまに一度しか使われていなかったりする何気ない部分から持ってくることもあります。『チェリッシュ』みたいに独立したラストフレーズは、タイトルをチェリッシュにしたくて最後にぽんとフレーズをぶっこんだのか、どこかにチェリッシュという言葉を使いたくて歌詞に入れてみたらタイトルとしてもしっくりきたのか、タイトルと詞のどっちが先行なのか気になる。『LIPS』は歌詞にフレーズはあるものの、サビ部分の「Lips」は読み方が「くちびる」という変則型です。
【その2】曲中にあるフレーズを一部アレンジしたり組み合わせてタイトルにする
KAT-TUN『Real Face』『僕らの街で』、NEWS『希望~Yell~』『さくらガール』なんかがこれです。こちらも選ばれるフレーズは概ねサビ部分など曲中に頻出するもののようですが、『不滅のスクラム』の「不滅」があっさり歌われてるように、えっAメロで一回しか出てないそれをピンポイントで!? っていうのもあります。
【その3】曲中にある日本語のフレーズを英語に変換してみる
KAT-TUN『WHITE』、NEWS『weeeek』など。WHITEには「白く」という歌詞がありますし、weeeekでは日月火水木金土と一週間が繰り返されています。
【その4】歌詞を総括してタイトルにする
曲中にタイトルと同じフレーズは一切ありませんが、これはこういう歌なんだよ!! という主張と熱意がタイトルから感じられる場合です。KAT-TUN『喜びの歌』、NEWS『WORLD QUEST』などでしょうか。止まらねぇと叫ぶ歌のどのあたりが喜びの歌なのか全然わからなくてもタイトルが喜びの歌である以上誰が何と言おうと喜びの歌なのです。
【その5】インパクトを重視
その1と同様に曲中のサビで繰り返されるフレーズを使ってはいるんですけど、インパクトのためだけにそれ選んだろ!? って確信を持って言える曲です。もうおわかりですね。そう、NEWS『チャンカパーナ』『ポコポンペコーリャ』そして『チュムチュム』です。
わー。シングルのタイトル一つにしてもグループのカラーって出ますね!!
それにしても、こうして改めてまとめてみると、タイトルをつけるコツのようなものがわかった気がしてきます。次の記事はきっとこの経験を活かし、お洒落でハイセンスなタイトルをつけることができるに違いありません。